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2013年9月19日木曜日

会計士とコミュニケーション (5) 文章を見直す

文章の下書きが終わったら、次のステップは文章の見直しです。

見直しによって、文章が読み手にスッと伝わるようになります。

その反対に、伝わらない文章とは、以下のように書いた文章です。
  • 思いついた順に書く。
  • 単に時系列順に並べる。
  • 同じことをあちこちで別の言葉で言い表す。
そこで以下のテクニックがお勧めです。

1.    最初の段落で最重要ポイントを述べて、結局は読者に何をしてほしいかを伝える。

2.    各段落においても、最初の行で、その段落の重要ポイントをまず伝える。

3.    段落の中で、キーワードを繰り返す。

4.    考えを接続詞でつなげる。

     接続詞の例:
  • 説明:例えば
  • 確認:実際は
  • 否定:しかし
  • 追加:そのうえ
  • 譲歩:そうはいうものの
  • 結論:したがって

5.    段落を「くさび」でつなぐ。
「くさび」とは、段落の最後の行で述べた考えを、つぎの段落の最初の行で繰り返すテクニックです。

6.    最後に結論および読者にしてほしいことを伝える。
読者に「知ってもらいたい」のか「何らかの行動をとってほしい」のかを伝えます。

参考:”The Accountant’s Guide to Professional Communication” by Melanie McKay and Elizabeth Rosa