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2023年6月27日火曜日

有価証券をmarketable securitiesと訳すのは止めましょう!

昔は、金融商品といえば、もっぱら株式と債券だったので、

「有価証券」=「marketable securities」

でも問題が無かったのです。


しかし、最近になって商品の種類が増えたため、これが成り立たなくなってきました。


結論から言うと、

「有価証券」= 「securities」 が正しいでしょう。


DeepLやアルクの辞書も、古い翻訳慣習を引きずっているようなので要注意です。


解説しますと、marketableとは、「取引市場ですぐに売って現金に換えられる」という意味です。

しかし有価証券のなかでも、ヘッジファンド、プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタルの持分証券は、原則、取得したらファンド期間の最後(10年間ぐらい)まで保有し続けるものなので、簡単にどこかで売ることができません。これらはmarketableではないのです。


参考:Investopedia. Marketable Securities



2023年4月13日木曜日

手作りの英語ホームページで翻訳の仕事を海外から受注できた話

日本に住みながら海外の顧客から翻訳の仕事をもらいたい。

そう思って英語のホームページを作りました。

開設から1年半も待った結果、ようやく最近、数十万円相当の受注につながりました。

「私もチャレンジしたい」と思う方のため、以下に自分の体験を書きます。

 

おそろしく少ないアクセス数 

サイト開設時からのアクセスは以下のとおりです。


アクセスが11件あるかないかで、これで仕事が来たのが不思議なぐらいです。

しかし、よく考えてみれば、私のサイトは不特定多数の人向けではありません。お客さんの業種、分野、翻訳の用途をきわめて狭く絞っています。

そして私は個人の翻訳者なので、ホームページから新規顧客が1年に1社来てくれるだけでも十分に助かるのです。

新規のお客さんがリピート客になってくれる可能性もあります。

 

海外のお客さんに直接売り込みたいと思った理由

 

1.荒れている国内翻訳市場

英語のできないお客さんは、「安い方がうれしい」と感じている様です。それ以外に判断基準がないからです。

特に今は日本の景気が悪いので、翻訳コストを削減すれば会社の利益になるため、相見積もりを取って安いところを探しています。

低価格競争の中で翻訳は低品質化に向かうしかありません。私から見て、「これは…!」とあきれた翻訳もずいぶん見ました。

もはや翻訳者を信用しなくなったお客さんにも会いました。つまり、翻訳者が仕事欲しさに、できない仕事もできるとウソをつくというのです。「正直に言ってくれ方が助かります」と顧客から言われました。

その一方、英語のできるお客さんは自分で翻訳してしまいます。その方が速いからです。

コロナのせいで予算が減り、外注を止めて社員が翻訳するようになったところもあります。

総じて、国内で和訳のサービスを売ることは「エスキモーに氷を売る」に近いと私は考えています。日本人は教育レベルが高く、ある程度は英語ができるし、AI翻訳も精度が上がってきました。翻訳者は過当競争を避け、海外に打って出るべきだと思います。


2.日本のお客さんは意思決定が遅い

発注担当者は、取り次ぐだけで発注を決定する権限がないことがよくあります。上司の決済をもらわねばなりません。そういう事情なので、私としては見積もりの期限を長く設定してあげるのですが、待っている間に別の問い合わせが来て、そちらを断ると、先の問い合わせも結局折り合いがつかなかったりして、商機を逃してしまいます。その点、海外のお客さんは即決してくれることが多いので、大助かりです。


3.今が海外に売り込むチャンス

やはり営業は対面が一番効果的だと思うのですが、海外の場合はそうそう訪問するわけにもいきません。しかし、コロナのおかげで、リモートで注文する習慣が根付いた気がします。さらに円安だし、日本は物価は安いので、ドル建てで払ってもらう場合、海外のお客さんにとって割安感があるはずです。


4.海外のお客さんからフィードバックがもらえる

分からないことがあった場合、または原文のミスを見つけた場合、海外のお客さんにメールすれば、大抵はすぐに答えてくれるので助かります。これに反し、日本の現地法人が間に入る場合、「何か分からないことがあったら聞いてください」と言ってはくれるものの、そもそも短い納期を要求してくるので、質問していたら約束の納期に間に合わないのです。

 

ウエブサイトの英文は完璧でなくていい

私は英日翻訳者で、英語ネイティブではありません。英語は、海外の顧客と意思の疎通ができる程度に書ければよいと思っています。

したがって、英語でウエブサイトやブログを書くときはネイティブチェックを誰にも頼みません。どのみち海外から問い合わせがきたときに、英語で返答するので、そこで英語力が分かってしまいます。だったら初めから限界を知ってもらった方が、信頼されるかと思います。

ただし文法をチェックしてくれる無料のアプリがあるので、それは利用しています。

 

お金はできるだけかけたくない

私は日本語のホームページを持っています。それに英語のページを追加すれば一番安いのですが、英語を入力すると、単語の変なところで改行してしまうので、英語ページの追加は止めました。

新たにホームページを外注すると数十万以上かかってしまうため、手作りにしました。これによって年間費用は、トータルで3万円ぐらいで済みます。内訳は以下のとおり。

  • メールアドレス代:9,768
  • サイト代:19,800
  • ドメイン代:3,080


合計:32,648

プラス、作成時に参考にした本の費用:6,867


ただし、自分の人件費は費用に入れていません。

 

簡単に作りたい

コードを書かなくてもウエブサイトが簡単に作れるアプリを提供する業者がいろいろありますが、私は大手の Wix.com を選びました。

デザインはテンプレートを使えば手っ取り早いのですが、より自由度の高いブランクの形式から始めました。

 

何をどう書けばいいか

「英語ウエブサイトの構成と発想は日本語ウエブサイトと違う」と、英語ネイティブの知り合いの翻訳者が言っていました。

日本語のホームページを単に英訳すれば良い、というわけではないようです。

そこで、コンテンツとデザインを考えるにあたり、以下の本を参考にしました。

 

こうした過程を経て出来上がった私のホームページは、こんな感じです。

https://www.kimoto-alternative-investment-translations.com

 

最後に

私のサイトの場合、Google 検索で人目に触れるまでに、1年ぐらいかかったと思います。長期戦の覚悟でいた方が良いと思います。

問合せがあったならば、相手がちゃんとお金を払ってくれそうかどうか確認する必要もあります。

例えば、米国の金融業界の投資ファンドならば、米国証券取引委員会(SEC)に登録されているので、信頼性をチェックできます。

またLinkedInCompany pageその他、複数の第三者サイトで信頼性を確認したり、自分の直感で判断する必要があります。海外のお客さんから不払いになった場合、救済手段はほぼ無いと思います。 

さらに、これからキャリアを始めようとする方が翻訳者になることを私はお勧めできません。おそらくAI翻訳のチェックが主流になると予想するからです。やるとすれば、ニッチな専門分野で副業として翻訳するならば、面白みがあるかなと思います。

ベテラン翻訳者のみなさん、どう思いますか?


  おもしろかったらクリックしてね♪

 

 

2023年1月13日金曜日

イスラエルと日本をつなぐ人 –– ガル・ベレット(Gal Vered)氏


最近私は、イスラエルのスタートアップ企業を紹介する文章を翻訳する仕事に関わり、それに関連し、ガル・ベレット(Gal Vered) さんという方に会いました。彼はなんと、日本語も英語もヘブライ語も流暢なのです。本業は、国境を越えたビジネス・マッチングで、翻訳や通訳もされるとのこと。いったいどんなふうに、お仕事をするのでしょうか?大変興味深いので、お話を聞いてみました。

 

日本とイスラエルは近くなる

20233月から日本―イスラエル間の直行便が就航し、11時間で行けるようになります。マスメディアの影響で「中東はこわい」というイメージがあるかもしれませんが、イスラエルの治安はそれほど悪くなく、気候や食べ物も良いし、技術立国なので、ビジネスチャンスもあります。

 ベレットさんは最初、海外の知人や友人から、日本の取引相手との仲介を頼まれていたのですが、それが度重なったことから「事業として成り立つのではないか」と考え、ビジネス・マッチングに特化した株式会社ノゾミを10年前に起ち上げました。

 

ビジネス・マッチングは楽ではない

仲介キャリア30年のベレットさんといえども、様々な苦労があるようです。例えば、

  • 日本企業の品質へのこだわりが高すぎる。アメリカ人ならば、多少何かが歪んでいても気にしないのに、日本企業はクレームを出す。
  • 日本人のサービスへの期待。日本企業はトラブルがあったら、すぐに対応することを期待するが、海外企業との取引では、時差があって難しい。
  • 日本人はミーティングで、面と向かって相手に本音を言わない。ベレットさんは、後から一緒に食事するなどして、本心を聞き出す工夫もするそうです。

対立が起こると、どちらの言い分に筋が通っているのかがはっきりせず、グレイなこともあるそうです。

仲介業は、グローバルな人脈、貿易・海運・物流の知識、国際取引の経験が要るため、ある程度齢を重ねないと良い仕事ができないそうです。

 

イスラエルの技術

ベレットさんが日本の代理業者となっている Keter Group は、世界最大の樹脂材消費財メーカーです。同社は現在、環境に優しい樹脂製品を開発中。

さらにベレットさんがアドバイザーを務めるCorundum は、日本とイスラエルの両国に拠点を持つ唯一のベンチャーキャピタルで、そのアドバイザリーボードには、ノーベル賞受賞者がいます。

イスラエルは農業のバイオテクノロジーも進んでいます。なにせ砂漠で食料を生産しているのですから。食料自給率を上げたい日本にとって、学ぶことがあるかも知れません。

 

株式会社ノゾミは、フットワークが軽い

ベレットさんはヨーロッパを訪問する日本企業に随行することもあるそうです。英語を話せる人材が不足する会社ならば助かるはず。

どんなに商品が良くても、「この人たちと取引したくない」と思われたらアウトなので、忍耐強く人間関係を築くことが肝心です。

「話を聞きたい」という私のリクエストにもすぐに応じてくれ、横浜で1時間ほど会ってくれました。その日の午後に関西に出張するという忙しさにもかかわらず、私の質問に対して嫌な顔一つせず、忍耐強く答えてくれました。

 

「どちらの側にもつかない」というポリシー

企業同士が提携する場合、短期的な利益がメインではなく、技術が次のステップにつながるかどうかという長期的な戦略が大事とのことです。

イスラエルに強みがあり、日本に貢献できそうな分野で、ベレットさんが理解する業界と商品ならば対応可能だそうです。

ベレットさんは、対立が起こったとき、どちらの見方もしません。つまり、必ずしもベラドさんにお金を払う側につくとは限らないのです。双方が満足しないと長い付き合いにならないからです。正直さ、理解、信頼を土台として「衆望を担う」のがポリシーです。 

  

翻訳者に伝えたいこと

ベレットさんが3か国語で経済誌やSNSを読んでいて気付いたのは、ある言語の記事が別の言語に勝手に翻訳され、インターネットに載っている場合があることです。これは違法行為です。翻訳者は自分でもやらないようにし、頼まれたら断るようにしましょう。パクリは、ばれます! 


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株式会社ノゾミ


231-0849 横浜市中区麦田町1-4-403

代表取締役:ガル・ベレット(Gal Vered)氏

ベレットさんは、日本とイスラエルの両方に生活基盤があり、奥さんはイスラエル在住、2人のお子さんはフランスとオーストリア在住という国際派。親戚がイタリアとベルギーにいらっしゃるそうです。世界中の穴場を知っていそうな感じですね。

ベレットさんはメールではビジネスライクですが、お会いしてみると物腰が柔らかな方という印象で、世界史を語り出せば止まらない知的な方でした。




2022年5月4日水曜日

Courseraで期限の切れたコースを続行する方法

翻訳の仕事に役立てようと、「人工知能」の講座をCourseraから取っています。

昨年は「機械学習」を取りました。なかなか良かったので、その次の段階として「Deep Learning Specialization」を取ってみました。

予備知識としてPythonを知る必要あります。これもCourseraで「Programming for Everybody (Getting Started with Python)」で習いました。講師の教授は気さくな方で、分かりやすく教えてくれます。

さて、Deep Learningは全部で5コースあります。どれぐらいの期間で終えることができるのか分からないため、とりあえず1ヶ月間で申し込んでみました。料金は5千円ぐらいです。

1か月が過ぎ、「期限が切れたので、継続するには追加料金を払ってください」というメールが来ました。

私は5コース中の2コース目に入り、継続するつもりです。

ところがメールにあるリンクをクリックしても、追加料金を支払うためのボタンがありません。

「あなたはすでに登録しています。」というボタンしかなく、いっこうに埒があかない。

どこを調べても分からず、ヘルプセンターにメールで問い合わせたものの、アメリカのことですから返答はいつくることやら。Courseraは安いので、返答無しの可能性もありです。

いろいろと試してやっと分かったのは「My Courses」の以下をクリックするということでした。


この青い縦の「…」をクリックすると「Update」というオプションが出てくるので、クリックすると1ヶ月、3か月、6か月の中から追加の支払いを選択できます。

ちょっと翻訳とはズレた話ですが、同じ問題で悩んでいる人もいるかもしれないので、ブログにしてみました。

ちなみに、こういうところにも日米の文化の差異を感じます。米国は一握りのスーパースターがCourseraのような世界を変える新しいものを創ることに長けています。対照的に日本では「抜け、漏れの無い、信頼性の高い、均一で完璧な」サービスをみんなで一緒に作ろうとする傾向にあると思うからです。

さらに教育のあり方についても日米の差異をひしひしと感じます。

米国では大体の概念をつかむことを大事にします。その方が大胆な発想ができそうです。対照的に、日本では細部まで正確に覚えることを要求することが多いと感じます。日本で「優秀な人」とは「間違えない人」なのでしょう。

2020年7月12日日曜日

アクチュアリー英語(生保)

本用語集を作るに至った経緯

保険約款などの英訳を依頼されると、まず最初に日本語の原文の内容理解に苦しみ、次に訳語の選択に悩みます。

例えば、現価率「 ν 」の英訳は普通の辞書に載っていません(2018年6月現在)。

インターネットでやみくもに検索してみると「present value rate」「current value rate」「discount rate」などが出てくるものの、いったいどれが適切な訳なのでしょうか。

もし「discount rate」とやってしまうと割引率と一緒になって混乱をまねく気がします。(割引率の定義は d = i/(1+i)である一方、現価率は ν = 1/(1+i)と、意味が違うのです。つまり割引率と現価率を足し合わせると1になるのです。)

以下では、信頼できる情報源(日本と米国のアクチュアリー会の教科書)から抜き出した生保用語を対訳にして蓄積してあります。

これによって一定水準の翻訳の質が保証でき、翻訳作業の悩みが減ることを目指しております。

以下が主な用語です。

計算基数 

保険や年金の現価の計算を簡単にするため、生命表から計算された数(Dx、Nx、Cx、Mxなど)。英語のテキストではこれに相当するものが、今のところ現れていません。

現価率 Discount factor

ν = 1/(1+i) 

割引率 Rate of discount

d = i/(1+i)

生存関数 Survival function: 

x歳の人が時刻tでまだ生存している確率
Sx(t) = tPx
It represents the probability that a life aged x survives for at least t years.

Fx(t) = 1 - Sx(t) = tqx

分布関数 Lifetime distribution function: 

x歳の人が時刻tまでに死亡する確率
It represents the probability that a life aged x does not survive beyond age x + t.

x歳における死亡率 Mortality rate at age x.

qx 予定死亡率は保険料の計算に使う死亡率。

死亡指数 Constant multiple of mortality rates multiplied by 100

標準者の死亡率を割り増しする比率を100倍したもの

最終年齢 Limiting age

ω : Survival beyond this age is not possible.

事由 State

英語で一番近いと思われる訳

死力 Force of mortality

μx : Also known as hazard rate or failure rate.

完全平均余命 Complete expectation of life


略算平均余命 Curtate expectation of life

生存する年数の端数を切り捨てて平均したもの
e x : The number of whole years lived in the future by an individual

選択期間 Select period 

死亡率が年齢のほかに契約時からの経過年数にも影響される期間
The period after which the age at selection has no effect on future survival probabilities.

選択表 Select life table


終局 X Ultimate x

選択期間後の(生命表)
(period, mortality, table) of the select period

終局表 Ultimate life table


年金現価 Discounted value of an annuity


年金終価 Accumulated value of an annuity


利力/連続複利 Force of interest per year/continuously compounded rate of interest


年金原資 Present value of the annuity plus maintenance cost

名称利率:Nominal interest rate: 

1年に転化回数が k 回で、実利率 i ÷ k で転化される。
注:インターネット上でアルク、Weblio、生命保険文化センター和英辞典で調べてもヒット数が0で、紙ベースの「金融・会計用語辞典」、「金融・証券・保険用語辞典」でも見出しがありません。(2018年7月現在)
英和辞典を引くと「表面利率」「名目利率」しか出てきません。「表面利率」は債券用語で、計算方法は同じです。「名目利率」は経済用語で、実利率+インフレ率です。
i (K) The interest rate per period, i/k, is compounded k times per year.

実利率 Effective interest rate

実利率 i の資産運用が期間 n のあいだ継続されるならば、期間 n 後の金利は、 (1+i) n - 1 となる
The annual effective interest rate, if compounded annually, will yield the amount of interest per year.

予定利率 Assumed interest rate

保険料の計算に使う利率

保険期間:Term of the policy

被保険者:the insured

永久年金 A perpetuity

保険料 Premium

営業保険料 Gross premium

純保険料+付加保険料。保険契約者が払い込むもの。
 (office premium): Its calculation explicitly allows the company's expenses.

純保険料 Net premium

予定死亡率(あるいはその他の事故発生率の予定)と予定利率とから計算した保険料。保障に必要な部分。将来の保険金支払いのために責任準備金として積み立てられる。

一時払保険料=保険現価 Single premium

保険契約締結の際にのみ払い込み、以後払い込む必要のない保険料。
A single premium is payable at the outset of the contract.

予定死亡率  Assumed mortality rate

採用した生命表の示す死亡率

予定利率 Assumed interest rate

利息の計算に使用する利率

保険金 Sum Insured


一時金 Single lump sum


給付金 Benefit/Cash benefit

Benefits include the sum insured on the death of the policyholder

死亡保険金 Death benefit


生存保険金   Survival benefit/Living benefit

満期時に生存しているときに支払うもの


給付金 Benefit/Cash benefit

Benefits include the sum insured on the death of the policyholder

期末払(年金)Payable annually in arrear


期始払(年金)Payable annually in advance


生存保険  Pure endowment

所定の期間経過後に被保険者が生存していれば一時金を支払うもの

定期保険  Term insurance

保険期間が定まっている死亡保険
Term insurance pays a lump sum benefit on the death of the insured provided death occurs before the end of a specified term.

終身保険  Whole life insurance

保険期間が定まっていない死亡保険
Whole life insurance pays a lump sum benefit on the death of the insured whenever it occurs.

養老保険  Endowment insurance

定期(死亡)保険+生存保険
Endowment insurance offers a lump sum benefit either on the death of the insured or at the end of a specified term, whichever occurs first.

年金  Annuity

An annuity is a benefit in the form of a regular series of payments.

生命年金  Life annuity

生存していれば年金を支払うもの
A series of payments to an individual as long as the individual is alive on the payment date..

終身年金 Whole life annuity

被保険者が生存するかぎり所定金額の年金を支払うもの。
A whole life annuity is a contract paying a level sum at regular invervals while the annuitant is still alive.

有期生命年金 Term annuity/term life annuity/temporary annuity

一定の期間において、受給者が生存していれば年金を支給するもの
The annuity is paid for some maximum period, provided the annuitant survives that period.

即時開始年金 Immediate annuity

注:上記は据置期間が無いという意味。「annuity-immediate」は意味が異なり、「期末払いの年金」になるので、紛らわしい。
The annuity commences as soon as the contract is effected.

据置年金 Deferred annuity 

The annuity commences payment at some future, specified date, if the annuitant survives to the payment dates.

確定年金 Annuity-certain/fixed-term annuity


期始払年金 Annuity-due


期末払年金 Annuity-immediate


保証期間 Guaranteed period

保証期間付生命年金で確定年金を支給する期間
If the annuitant dies soon after the annuity commences, there is some minimum payment period, and the balance is paid to the annuitant's estate.

総額保証付  Cash refund payout option 

支払われる年金額と死亡一時金額の合計が一時払保険料の金額で最低保証される。
The insurer offers an option that if the policyholder dies before the total annuity payments exceed the single premium, then the balance will be paid as a death benefit.