今年いただいた翻訳案件の中には、元データがInDesignで作成されたものが数件ありました。
クライアントはそれらをPDF化して送ってくださったのですが、私はそれをパワーポイントに変換し、日本語に翻訳して納品していました。
しかしこの方法には、次の欠点があります:
- クリックで文字が表示される「ポップアップ」機能が使えなくなる
- グラフが崩れてしまうことがある
というのも、7年ほど前にInDesignを使った際、ソフトを起動するたびに大量のデータが自動的にダウンロードされ、通信量が膨大になってしまい驚いた経験があったためです。以来、できるだけInDesignを使わずに済ませてきました。
しかし、最近はクライアント側のデザインが複雑になるにつれ、パワーポイントに変換して修正する作業そのものが非常に手間となり、負担を感じるようになってきました。
最後にInDesignを使ったのは相当以前で、使い方もすっかり忘れていました。そこで、以下の入門書を購入しました。
『世界一わかりやすい InDesign 操作とデザインの教科書[改訂2版]』
文字サイズを変えるにしても、行間を設定するにしても、WordやPowerPointとは操作がまったく違うので最初は戸惑います。しかし慣れてくると、InDesignならではの便利さも少しずつ実感できるようになってきます。
この本はとてもよくできていて、練習していく過程も意外に楽しいものです。指示どおりに進め、分からないところはChatGPTに尋ねると解決できます。

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