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2013年9月10日火曜日

会計士とコミュニケーション (2) 読み手に伝わるように書く方法

 

■ 読み手は誰か?


メールや報告書などを下書きするとき、主張したいことや、それを裏付ける事実やデータを考えている思います。

これに加えて、「読む人物を想像しながら書く」ことをお勧めします。
すなわち、
  • 知っている人のために書く場合:その人の姿を脳裏に浮かべて書く
  • 知らない人のために書く場合:誰かを想定して書く
  • あるグループのために書く場合:そのグループが他のグループとどう違うかを意識しながら書く


■ 専門知識をどう伝えるか?


専門用語を分かりやすく説明するために、以下のステップがお勧めです。
  1. その用語が属する一般的なグループを定義する
  2. その用語がグループ内の他の用語とどう違うのかを説明する。

例:
  • 用語:ビール
  • グループ:アルコール飲料
  • 特性:麦から醸造した


  • 用語:投資
  • グループ:資産を購入すること
  • 特性:購入した資産から収入を得ることを期待している


  • 用語:繰戻還付
  • グループ:税金の還付
  • 特性:今年度が赤字ならば過去に収めた税金が還付されること


参考:”The Accountant’s Guide to Professional Communication” by Melanie McKay and Elizabeth Rosa